二股川 男谷
屋久島遡行人様のお誘いを受けて 行って来ました一泊二日の沢登り。
まずは1日目のお話。
↑もう最近プライベートの山ではGPSにべったり頼ってしまっているが、読図能力の維持・向上には大変まずい事である。
それを思って 頼り過ぎないように意識はするのだが その手っ取り早さ+安心感に負けてしまう。
ううむ 自律。
けどまぁトポとかをナカナカ書く気にならないナマケモノの自分でも ある程度正確で具体的な記録を残す事が出来る。
簡単に現地で残したウェイポイントにそっての記憶だけここに残しておく。
まず15m大滝
「FALL 15M, 30.152475, 130.331327, 493.2, WGS84, 12:54:10 2011/04/23, 」
↑意味は
FALL 15M{ウェイポイント名},
30.152475{緯度},
130.331327{経度},
493.2{標高},
WGS84{測地系属性},
12:54:10{時刻}
2011/04/23{日付},
標高450m位、上の地図で押しピンマークの辺りから川が二股に分かれ、インゼルかと思い押しピンマークのウェイポイントをつけ左手{右岸側}を遡上、滝に突き当たる。
太田五雄さんが
「途中に一つ大きな滝がある」
と云っていたのがこれか?と云う話になるが どうも右岸谷筋からの流れの様だ。
本流側に戻ると一軒家が建てれそうな平地があり、テントマークのWP{ウェイポイント}をつけ休憩。
カメラマークの
MIMIDAKE LOOK OUT, 30.153857, 130.332170, 679.2, WGS84, 14:10:51 2011/04/23,
視界が開け、目前の耳岳、振り向いて尾之間の観望。
これだけでもここに来る価値はある。
ここからすでにチラリと見えるのが
FALL 10+10, 30.154455, 130.332437, 771.2, WGS84, 14:31:29 2011/04/23,
10m+10mの大滝。
太田さんはこれをどう下ったのだろうか?
先程挙げた地図の軌跡が滝のWP付近でぐちゃぐちゃになっているが ここから左岸を巻くヤブコギ。谷間に入っていることもありロストがち。
懸垂で谷に下りて登って行くと標高1000m位か
まぁ滝と言うか何と言うか。しかし良く見ると
おお、こんな所に笹??
珍しい大発見をしたのではないかなんて思いつつ登って行くと
これでもかと云うほどの笹のヤブコギに。
しまいに
シャクナゲまで出現。
「奥岳かっ!」
ツッコミ虚しく日暮れが迫り耳岳の祠に参ってコルにて一泊。
水は
LAST WS, 30.160388, 130.332959, 1126.3, WGS84, 17:56:03 2011/04/23,
ヤブコギ突入直前にて補給。
遡行人氏は左岸側をコルまで直登したらヤブコギが避けれたか?{水もそこで補給できたかも?}と振り返っていたが果たして??
コルでは岳参りの踏み跡であろう笹の切れ目にそれぞれテント・ツェルトを張る。
自分は食事に大した拘りが無いが 代わりに寝場所が気になる。極力水平で人{特に男}の隣では無い方が良い。
遡行人氏は生米生肉生野菜でカレーを作って食べていたが、寝場所は比較的水平な所を譲って下さりナナメで狭そうな場所に幕営。
すぐに恨めしいイビキが聞こえ始め、結局それを一晩聞き続けることになったのだが、翌日の消耗度は遡行人氏の方が高そうに思えた。