耳岳〜割石岳〜尾之間歩道
続けます。
幕営地辺りから景色を見上げるとピンとくる。
ああ、だから割石岳なんだ。
昨夜 幕営地からの進路に迷いが生まれ、丁度電波が届いてしまっていた物だから Y師範に電話を掛ける。
色んな有益な情報の他、どうもこの奇岩の麓に祠があるらしき事、それを確認すると喜びそうな人がいる事を聞きそちらに進路をとる。
この耳岳からの尾根筋には踏み跡らしきものは感じられず、標高1300m位まではヤブコギ、等高線がなだらかになるあたりから素直に歩ける。
稜線を登りつめたポコから南西に伸びる尾根筋を行き巨岩へ至る。
この左手は花崗岩の切り立った絶壁となっていて近付く気になれない。少し近付いて見下ろせればスゴイのかも知れないが・・
しかしそんな事しなくてもこの付近からのモッチョム岳・尾之間集落の遠望が素晴らしい。
そして聞いた通り、巨岩の麓に祠を確認。
PEAK, 30.161106, 130.331098, 1380.1, WGS84, 08:37:53 2011/04/24,
堪能し、下山にかかる。息は尾根線を辿って来たのだが、少し北西側に降りた所でピンクテープ発見。
岳参りは廃れていなかったのか??
そう云えば耳岳の祠の手前で新しそうなアクエリアスのペットボトルが落ちていた。
ペットボトルの飲み物をごろっとそこらに落として来てしまうような人は岳参りでもなきゃこんな所には来ないのでは? と 云うのはただの思い込みだろうか??
このピンクテープ、しっかりと辿れる様にはなっていないのだが、歩きやすい所を行くとチラチラ見つかる。
割石竹の三角点と巨岩の間辺りにテントマークのWP{FLATS, 30.161774, 130.331670, 1356.7, WGS84, 09:09:19 2011/04/24, FLATS, }をつけといたが、ここらのなだらかな等高線でコルっぽくなっている辺りはテン場に丁度良い見事な平地がゴロゴロある。
ただ こう云う平地は全て雨天時の水の作用で作られているのが明白なので雨の可能性があれば気をつけるべきだろう。
割石岳の三角点の横にはガラス瓶が転がしてある。
中には錆びたライターとガラスに張り付いた何やら紙っぽいものが。
「こんなマニアックな所良く来たな、まぁ一服やんな」
と置いて行ったタバコじゃなかろうか?
尾之間歩道に合流。
途中で冷静に考えると落し物?寝袋が干してあった。
位置はSLEEP B, 30.163728, 130.324901, 981.9, WGS84, 11:47:45 2011/04/24,
REIと云う事は外人か。
要らねぇな、と置いて来たけど ゴミとして持ち帰るべきだったか。
存在は前から知っていたのだけど、尾之間歩道上の
↑コレって何の跡なんでしょうか?
位置は {30.161529, 130.323025, 746.7, WGS84, 12:17:42 2011/04/24, }
ご存知の方はぜひ教えて下さい。
沢にどっぷり、と云う感じでも無かったが 良い山行が出来た。
尾之間歩道からチラリ見える蛇の口の滝大スラブを見て、今度はアレを泊まりで破沙岳まで突き上がるのをやりたいなぁ、と思っている。