大量遭難・縄文杉コース

 11日のお話。
 縄文杉シャトルバス乗り場、土砂降りの中 天候によるツアー中止にするかをお客様と相談。
 結果お客様5人中2人断念、3人は途中で中止になっても行ける所までは行きたいと言う。
 5時半のバスに乗り登山口へあがる。
 その後も縄文杉登山バスは最終6時の便まで動いていたらしい。
 まぁ強く降っていたのは確かだったが 雨雲レーダーの真っ赤に染まった予想動画を思うとそこまででは無かった。

 
 事務所から携帯・無線を介して 土砂災害警報発令により県道ヤクスギランド線が通行止めになり シャトルバスが上がって来れなくなっている、との情報が入る。
 しかし午後から天気はかなり収まっている。
 なんとかなるんだろう、と云う予想で3時40分頃 荒川登山口に下山してみると・・何ともなっていなかった。


 

 ↑時間と共に続々人は増え、このような状況に。総勢200人近く。
 山泊まりで降りてきた人の中には12時頃から待ち続けている人もいたらしい。

 コケの同定で時間が潰せるのはすごい特技です。


 最初は5時ぐらいに来ると言われたバスが 下界でどんな話し合いが行われたのか「只今協議中」との情報のみ聞かされ、結果的に「消防が救助の為バスを先導して来る」と言う形で誰かの責任逃れが成り立ったらしい。
 そもそもシャトルバス化がなされた時にこういう事態は十分に想定できた筈。事が起きてから何時間も協議を重ねるのはちょっとお粗末すぎないか?

 結局6時前に救助車着!

 やれやれ、とみんな出てきて

本当にくたびれた、と云う表情で乗り込んでいくお客さま方。
 お待たせ致しました。これに懲りずにぜひまたお越し下さいね。



 因みに“消防の要請でバスが出動し我々は救助された”筈なのですが バスチケットはしっかり回収されましたとさ。