ハリセンボンの捌き方

 むかーし買って結局使う暇があまり無かったヤスを、最近幸か不幸か使う暇が出てきたので休みの日にはボチボチ海へ行っている。
 道具に金をかけさえすれば上手くいくほど魚突きというのは甘くは無い。とりあえず海に出る時間を持つのが第一歩とばかりにヤスを持って渚に入り、貝を片手に上がって来ていた。
 今日も潮加減など気にせず 思い立った午前に海へ行き この白い体を何とかしようとウエットスーツも着ないで海に入る。
 最近もはや貝の方を探す目つきになりつつあるのが 海中の穴の中へ「確かあれチヌって奴だ」逃げ込んだのを見て覗き込んだら黒い影。

 
 ズバッ

 

 こいつでした。

 突いてまで捕まえる魚ではないと上手い人は笑うかもしれない。けど、美味いんでっせ。
 釣り針とかを水道の蛇口とかから垂らして

 ハリセンボンを吊るす。{丁度良い釣り針が無かったのでタコテンヤを使用。}
 口の周りから目の周りに切れ目を入れて

 トゲトゲの皮を脱がせてゆく。各ヒレ周りも切って

 全部脱がせる。
 胃とか浮き袋とかは捨てるがこの肝が旨い!捨ててはいけない。

 鍋に納まりきれないのも

 煮えると鍋に収まってくれる。
 味付けはシンプルに塩と醤油。ネギも余ってたから入れてみる。


 すごく「ジョートー」なダシが出て、沖縄で居候させてくれたジイサンが教えてくれたアバサー汁、完成。


 ハリセンボンの皮の方

は、砂とかを詰めた袋を

中に詰めて乾かせば固まって ランプシェードとかに丁度良いブツが出来上がるのだけど・・
 屋久島の湿気た空気ではそうそう上手くは行かないと言う経験が。
 まぁ、やってみますかね〜