下関〜秋芳洞

 久留米にて嫁と合流、まずは下関へ。
 下関といえば 門司港レトロ
 明治〜大正時代の古い建物が立ち並び、なんか「はいからさんが」通りそう。
 少し残念なのは車を無料で停めれる場所が無い事。行く方は探しても無駄だから時間を大切に。

 門司港レトロのド真中、明らかに似つかわしくない像が建っとります。
 「愛と正義の使者・バナナマン」だそうです。HPアドレスが胸に書いてるけど見るとページが存在しないらしい。

 この無駄なクオリティの高さ よし。
 結構前に作られたみたいだけど 像は新品のようにピカピカしとります。
 どうも門司港が「バナナの叩き売り」発祥の地なんだそうで その微妙な関係しかない物を名産であるかのように取り上げるその逞しき商魂や よし。



 あともう一つ 「焼きカレー」もここが発祥の地なんだそうで

 河豚も乗ったのを食す。
 けどこの店の本店が福岡だったと知るとなんかなぁ〜。


 ここのスーパーでは三岳がこんな値段。

 工場増設でこんなこた無くなるのでしょうか?



 そしてそのまま秋吉台目指して関門海峡突破!
 どうせ秋芳洞を見物できる時間にはつけまい、と下道で行ったのが誤算だったか

 ギリギリ秋芳洞に入れる時間に到着してしまい、「観光センター」のおばちゃんに 4〜50分くらいで回れるし 入れば制限無く出てくるのを待ってくれるから行った方が良いと言われ、走って秋芳洞入り口へ。

 あぁ。コレだ。小学校の時修学旅行で来たんだよなぁ・・

 改めて、相当に大きな洞窟です。
 ちょっとした冒険を期待して来たのに 観光地として完全に整備された状態にすこしガックリした自分を思い出す。

 小学校の頃の記憶なんて殆ど残っていないようで、カルスト台地とかドリーネ・鍾乳石に石筍だったり 説明板に載っていて こう言う所以外では聞くことも無いような言葉をちゃんと覚えているのが面白い。


 うしろの方からカツカツカツっとおっさんが歩いてきた。
 「ここ、5時20分には閉めますんでね、それまでには必ず入り口に戻れるように、黄金柱の向こうは何も見るものありませんし 引き返してくださいね!」
 え?聞いてない。
 んなバカな、と思いつつ「あぁ、はい」とだけ答えるとおっさんはジラリと一瞥して嫁の方に同じ事を言いに行く。


 そんな事を言われて焦って見ても記憶に残らない。あせらず見ていたら 黄金柱の所でまたおっさんが追いついてきた。
 改めて「ここで引き返してくださいね」と念を押され、監視されるようにして見る黄金柱。

 ここがハイライトなのに。カメラのレンズも曇り始めて残念。
 この先もまだあるはず、とその通路を覗くと背中に{行くなよオーラ}をヒシヒシと感じる。
 「・・じゃぁ帰るか。」
 受付が閉まる時間に滑り込んだのだから仕方が無いかも知れないが、何時に出ないといけないかはチケットを買う時に伝えるべきだ。
 おっさんの後ろについて歩きながら、観光センターの人にはこう言われたんですよ、みたいな事を言うと流石におっさんも気まずくなったのか、そこにあるものについての解説を始めた。
 しかし大体看板に書いてある、小学校の時に習った事そのままを説明するので も一つ込み入った事を質問してみる。
 「あぁ、よくご存知ですね、いやそれはどうなんでしょうねぇ・・・」
 最後に「記念写真撮りましょうか?」と精一杯ご機嫌取りしてくれたのは良いのだけど、やっぱり二度来る所ではないな、と思ってしまった。