最近のお気に入り。
液体を持ち運ぶ最強の容器とは、実際の所ペットボトルである。
○強い
炭酸のやつとか特に。落として水漏れた事なんてそういや無い。
○安い
だって本来ゴミですもの。それ目当てで定価で買っても500mlで150円ですか。
{昔オーストラリアでペットボトル目当てにゲータレード買ってたことがあったなぁ。口が広くて使い勝手が良く、荷造りゴムに引っ掛けやすい良いクビレがついていた。}
故に
○失くしたりつぶれても心が痛まない。汚れたらポイできる。
そして何より
○軽い。
だからまぁ、魔法瓶が必要ない状況ならいつもペットボトルを使用していたのだけれど、なんかこれまた嫌になってきた。味気ない。
恐らくそう感じるようになったのもこのお気に入りが現れてから。
スイス軍のアルミカンティーン。
前のトールボディー{胸を焦がすストーブ その2 - ざるの洗い方}を買う時 嫁の目を盗んで一緒にポチリしたモノだった。
こないだの山泊まりでY師範に自慢したら
「SIGGの奴じゃない?」
言われてよく見てみたら
あら書いてある。
「よく知ってますねぇ」
「いや、確か復刻版が出てた筈だよ、ピンと来てねぇ」
言われてみればどっかのショップの広告で見た気がしたが、ホントよく知ってる。
SIGG オーバルボトル カップ付き
コレですね。
なんと7千円近くするようです。
オリジナルの方は2000円足らず。
1941年〜81年の間スイス軍の制式品だったらしく、って事は 少なくとも30年以上前の品な訳で 高いボロととるか安いアンティークととるかは自由だー!ってこと。
重さは249グラム。
決して軽くは無いけれど、コレ良いんです。
まず何と言っても見た目が良い。
実は嫁に連れてかれた しゃれた雑貨屋に置いてあったのを見て購入を決めた。
コルク栓なんて実用性が無い様に見えて、使ってみると結構問題無かった。山に持ってっても全然漏れない。
一度熱湯を入れて寝袋内で湯たんぽにもした。形状的にアイロン掛けにも重宝する事がわかったし{手袋等濡れた物を乾かすため}、翌朝コルクが硬く締まっちゃっていたけど兎に角漏れは無い。
形が良い。これであのペットボトルと同じ量{実際は+もう少し}入るだなんて。ザックの端にスルリと安定して収まる。
セットになるコッヘルもまた良い。
刻んである目盛りは1つが意外と正確に100cc。満タンでかっちり500ccにならないのは残念だけど充分計量に使える。
コップとして使うのに十二分なゆとりがあるので 粉末飲料を棒を使わず強く揺する事で溶かそうと言う不精も効く。
火にかけるには不利で 地面に置くのに少し不安定な形状ながら テントの外でカリカリに凍ってる氷雪を削ってコッヘルに運んだり、水深の浅い水場で水をすくってボトルに移すのにかなり重宝する形と言える。
こんなに良い物はできるだけ長く使いたい。コルクの替えが何とかならないだろうか?
そもそも安いのだからまるまる予備を買っちゃおうなんて気さえムラムラと・・・