匍匐前進/五体投地
我帰還せり。
恥ずかしながらッ 帰ってまいりました!!!
いやー。疲れましたよ。
今の時期の花山歩道のしんどさって、行った事無いとなかなか解らないと思います。
ずっとこんなん。
で、いやらしいことに地図でみて「あと一息やん」「今さらココまで来て」と云う辺りからどんどんキツくなるのです。
そんな事も分かっていながら行くのがすでに毎年の恒例行事。
「この時期こんな所に来るのは自分{ら}くらいやろう」
と思いつつ鹿之沢小屋に到着すると先客が居て、去年も一昨年も写真家だった。
本当にその情熱には脱帽してしまうのだけど、
・・・・今年は流石に誰も居ませんでした。
今回はじめてGPSを持っていったのだけど、恐らく国土地理院の地図が{昔よりかなり修正されてはいるものの}実際とズレていて 道が埋まってしまった雪原をうろつきながら
「・・僕らは今小屋の上にいる筈です!!!{埋まってしまったのでは??}」
なんて彷徨って真っ暗になると同時に到着。{この程度はGPS精度の誤差の範疇かもしれませんが 旗の所が小屋前広場。N30°20'25.00"E130°28'59.46"位}
そこから雪掻き。
Y師範が云うには、雪掻きにも基本があるのだそうです。
バリバリに凍ったジャケットを溶かしてボタボタな状態でメシ、乾ききらない衣類で寝袋に入るとダウンの寝袋が湿って寒いが・・気付くと翌朝。
昨日の時点で小楊子大滝は諦めていたが、こりゃローソク岩展望台・永田岳も何も見れないと言う事で下山開始。
荷物が重い。しんどい。けど、
ふと見上げて、改めて見回すと その全てが美しい。
この白い世界が終わる前に、また上がってこなくては。
そしてさむーい山から降りると温泉があり、家に帰ると 温かいご飯を用意して嫁とコタツとストーブと猫が待っててくれるだなんて・・・
しあわせだにゃー。