Driza-bone

 物置で埃とカビを被っていたのを 相当久し振りに使ってみた。

 ドライザボーンのライディングコート。
 一番最初{いや、二回目か?}にオーストラリアから帰る時、物欲に負けて買ってしまった。
 「日本じゃ絶対着ないよ」
 とのつっこみに対し、
 「このコートが似合うような暮らしをすれば良い」
 憧れは母屋にガレージがひっついた家。
 土砂降りの日は屋外作業の後四駆に乗って帰ってきて ガレージのハットスタンドに帽子とこのコートをかけて靴を脱ぎ、居間の暖炉に火をつけるのだ。
 そんな暮らしを手に入れる前からフライングして バイクに乗る時大阪で着ていた事があるが、前がスナップボタン止めだからどうしても前が濡れた。
 ライディングコートとは言うものの、バイクでは無く馬に乗る工夫がなされている。

 コートの左右が足に追従するよう紐留めになってて

 お尻ん所は二手に分かれる。
 今は外してあるが寒い時内側に装着できるウールのベストも装備。
 実際オーストラリアの道路工事の誘導員とかが着てるのを見た記憶があるが、ちょっとぐらい濡れてよければ比較的さっと脱ぎ着できて丈夫で長持ちしそうだし、この世にニーズはあるのだと思う。
 メルボルンの空港の免税店で売ってたのにはさすがに驚いたけれど。


 屋久島では 山に着ていくモノではなし、里にいたら建物から車まで傘を差せばいい生活。
 防水性もしっかりした物でないと大して意味ないし ほぼ使うチャンスが無い・・・
 いつかガレージ付きの家を建てたらね。