ネパール新婚旅行記録 9日目  マルファ

 朝目が覚めると 外には壮大な景色が広がっていた。


 ただどうも嫁の体調が優れないらしい。
 「もう一泊する?」
 しかし同じ場所で二泊するのも面白くない、と言う事で何とか出発。


 トゥクチェに到着。
 徐々にチベット仏教圏の雰囲気が出て来ます。



 辺りの山々の景色が本当に美しい。

 対照的に嫁の体調は全くもってすぐれない。

 ここいらが“歩き方”に「この街道髄一の美しい村」と紹介されているマルファの村の筈が、全然それっぽい雰囲気が無い。
 嫁がまた動けなくなってきたので↑アップルブランデーを頼んでみる。
 どうせロキシー程度の薄い醸造酒と思っていたらバリバリのブランデーだったのでびっくり。頑張って飲み切るが暑い中キツかった。

 ウダウダ言いながら暫く進むと

 やっとそれらしいマルファの村に到着。

 確かに美しい村だ。
 嫁の歩行も効率上がらないしここで一泊決め込んで路地裏の隅々まで探索するのも悪くない。
 「どうする?」
 「うーーーーーーーん」


 悩み待ち 1時間ほど。


 結局進むことにしたが ここから先は相当に殺伐とした景色。




 ジョムソンが近づいてきて 嫁も少しずつ元気を取り戻してきた。よく頑張りました。


 ジョムソンの上村に泊まろうと先まで行って宿を探すが 時間が遅かったからか この先のムクティナートへのヒンドゥー教徒の巡礼者、それも飛行機でひとっとびしてくるブルジョワ階級共のせいかやたらと足元を見てくる。
 結局ホットシャワーが無いのだが“歩き方”にも載ってる古そうな宿に決める。
 この宿はナント 本当だかどうなんだかかのジミヘンが泊まった事があるらしく そこ目当てに来る奴も居るのだろう「お前もココか?」とその部屋に案内される。


 嫁が一つの法則に気付く。
 「宿を切り盛りしてる人が女である宿の方が 全体的に綺麗である。」

 ナルホド確かに。言われてみれば。