ネパール新婚旅行報告 その一日目。
タイ空港での乗り継ぎはヒマでした。
ネパールが近付いてくると窓の外にヒマラヤが。
えっ?もしかしてっ?どれっ?
もうどの山もがチョモランマに見えちゃいます。
まぁどれでも良いんですけど。
さて着陸を前にして機内はビザの申請書が配られる。
あれ。写真を貼るのりしろが。??
あせって「地球の歩き方」をめくると「写真一枚と米ドルが必要」書いてある。
米ドル現金は用意してあるが写真は無い!!
まさか写真一枚が故に門前払いは無いだろうけど・・・気になってアテンダントさんに聞いてみる。
「ちゃんと写真コーナーはあるはずよ。大丈夫なはず!」
にこやかな笑顔にタイ語訛りの英語は本当にノリがマイペンライ。
何の不安も拭えず、
{あぁっ あのレンガを焼く為の煙突 懐かしい}
写真コーナーはありました。
「2フォト、460ルピー{5・600円}」
高い。早速値切るが殿様商売、まける訳が無い。「1フォトずつで二人撮れ」もダメ。
早速100ドル両替してそれが最初のルピー払い。
ビザ代金は30日の物で一人40ドル。
同等の日本円でも払えるとの事で幾らか聞くと「¥4000」との事。米ドル現金支払い。
空港から一歩でようとする前からホテルの客引き、勝手に荷物運んだチップ要求。
あぁ。そう、俺はまたアジアに来たんだ。
タクシーチケットを買い、乗り場に行くと 俺が生まれた頃親父が乗っていたのより古い形のトヨタカローラ。
荷物を載せて後部座席に乗り込むと助手席に一人乗ってきて
「ニホンジン? 私ニホン行ったことあるーねぇ〜」
そうかあぁ、こんな国だったっけ。
タメル地区の小汚いホテルに連れて行かれ、「まず部屋を見ろ」
3階ぐらいまで行かされる。やはり汚い。
「NO.」
階段を下りようとすると視線の定まらない韓国人?のかわいげな女の子がふら〜りスローモーションで上がってきた。
そうかぁ、こんな国だった。
その後タメル地区を色んな客引きに付きまとわれながら結局「地球の歩き方」に載っていた一番安い宿にチェックイン。
これもまぁまぁ汚いのだけど、嫁は気にしていない様子。
表にぶらり。
カトマンドゥは騒々しい町。
到着して一日は休む気でいたのだけどゆっくり休む町ではない、と早速翌朝ポカラに移動する事にした。
晩御飯。
帰ると地区全体が停電中。
自分のライトで照らしたシャワーはお湯が出ないのみならず赤茶けた水が出た。
けっこうケロリとしている様を見て 嫁の、思っていたより高い適応能力を知るのだった。