乱川支流ーヨウジガタカ岳

 2013年9月13日、Y師範から誘われてなんと今さら今年初となる沢登りに行ってきた。


 けど。


 忘れるモンですなぁやっぱ即記録を書かないと。


 

 今回のトラックは多分こう。
 と云うのもGPS充電し忘れてて使えず、一部道迷いもあったのでどこ行ってたのかよくわからん部分もあり、今になって書き出そうとしてもちとあやふやな感じ。


 小杉谷の乱橋3号から入渓、

こんな所を超えて

分岐へ。
 右へ行く滝はまぁ登っても良かったのだけども巻く。
 上には

鉄杭が打ち込まれている。何のための物やら分からないが、相当伐り尽くされた場所だ。人為的な痕跡に目が行ってしまう。
 で 

これが支流最初の切れ込みだったかな・・?
 足元には

森林軌道の跡。恐らくこの支流を横切るように走行しているように見られたが、どう云う風に通じていたのかいつかまた辿ってみたい。


 暫し支流をさかのぼると

大きな切り株跡。もうここらは土埋木も出し尽くしたのだろう。


 その後急登のヤブコギを抜けると

稜線上に太鼓岩的ポイント出現!!スズメバチ5匹ぐらいのお出迎えつき。
 春に桜をまた見に来たい気はするが・・この後の行程を経て「行かない」と云う結論が出た。
 この後微妙な地形の中、「頂上ここら辺?」というあたりでサルトリイバラに撒かれてどうでも良くなって下山開始。
 で、早速標高腕時計の示す標高1340m付近

なんとタヌキの貯め糞!
 この標高まで上がって来てたか。知らなんだ。
 ※{屋久島においてタヌキは近年の人為的な移入種で生息域をぐいぐい広げている模様。誰かしっかりその生態を調べているのでしょうか??}


 で、この後の下山でまたこの微妙な地形に惑わされ、思い込みにより違う尾根に迷い込む。
  教訓  「コンパスは嘘をつかんからね」

                               {BY平国茂樹・fromナカガワスポーツ}

 この、ヨウジガ高岳から辻峠に抜ける道はかつて赤星新道と称された登山道の跡であり、10年程前にY師範が訪れた際には跡が辿れる状態だった筈なのが、今となっては時折ピンクテープが見られる程度で殆ど跡形が無く藪がひどい。
 「その先まで行けばあとはするすると道が開けて・・」
 と何度か言ってその度裏切られる。


 その内藪が薄く開けてきて地形もなだらかになった頃

 こんなのが出てきます。
 コレは12・3年前 自分も見たことがある。ここまで来れば辻峠が近い。



 先日ガイド同士の会話で 白谷からトロッコ道を経ずに縄文杉コースに行きたいという人は居るんじゃないか、赤星新道復活させるのも良いよね なんて話題が出たのだが 実際ここを通ってみて思ったのは「しんどい、通りたくネェ」と云う事。
 勿論道としてちゃんと切り開いてルートファインディング{と何より藪}のわずらわしさを解決したとしても、まだちーとアップダウンが多すぎる。
 しかも赤星新道ができた頃ってあの周辺の森はどんな景色だったのだろうか?{草原?}
 あの太鼓岩もどきと云うご褒美があったにせよ、やはり廃るべくして廃ったのかなぁと云う気がしてしまう。


 まぁ辻峠と云う地名からしても赤星以前からこっち方面に何らかの道はあったのかもしれないが・・大伐採時代以前の古道は辿りようも無い事だろう。
 ・・その時代の森に迷い込んでみたい物だ。
 息子たちが山に登る頃にはもう少し その姿に近づいてるのかなぁ とかウダウダ想ってみたりして。