原発とか自然保護とか。

 今回は自分の考えをまとめる為に書いてます。まず根底にある考えとして。
 あまり沢山本を読んだりする方ではないので、誰かはこの世のどこかに現れている{しかし信用できる}何か良いアイデアをすでに知っているのかもしれない。もしそうだったらぜひそれを教えて欲しい。


 自分が知る人類史として、産業革命以降人口がどえらい勢いで増え続けていて、要はそれが自然破壊だとかエネルギー枯渇の懸念→原発問題なんかを引き起こしているのだという話だったと思うのだけど、違うんだっけ?
 だから未来想像図で原子力等のテクノロジーが人々を守る鉄腕アトムの世界から 人々が自分の生きる糧や場所を争って核戦争に→北斗の拳・さらにその後→ナウシカ未来少年コナン 宇宙に移住した後やっぱり大戦争ガンダム とあまり希望的ではない物に変わって来た中育ってきた、自分たちはそんな世代だと思う。





 あの地震と あの原発事故の後、「安全だなんて、騙されていた」という風に言う人達をネット上なんかで見て「え?それ本当に信じてたの??」と云う感覚があった。「俺は前からこうなるの解ってたんだぜ」とは言わないが、それ以外に選択肢が無いから 多くの人がリスクを看過してきた問題だったと認識している。
 そりゃぁ色んな不条理が表に出てきたにせよ、すぐお隣に住んでる人でないことを良いことに 原子力村や東京電力を悪者として攻撃して 自分たちが正義であるような錯覚に溺れる。
 自然保護にしてもそう。このLANケーブルがきっと原発に繋がるように、さっき食べた肉・魚や野菜、それらがどういう場所で何と関わって自分の口にやってきたのか、うすらぼんやりでも自分たちは知っている筈で、まるで自分は完全潔白であるかのようにそれを叫ぶ人を 時に気が知れないと思うことがある。
 


 解決策の無い問題は 話題にしても仕方が無いのか、それを問題だと言ってしまうと自分だけでも解決と逆を行きたい自分勝手な醜悪さを晒す事になるから口にできないのか。


 明るい答えを手に入れたようなことを言う人を見る。
 けど、それはまず信じられる事ではなく「信じたい」方向を向いて目を閉じているだけだ。
 何世代も未来の子供たちの事を本当に考えると云うならば、希望的観測に溺れず現実を見つめるしかない。
 そうでないと結局、原発の持つ致命的な問題を未来の技術に託した人達と同じ事をやっているに過ぎないのだから。


 息子が生まれる少し前に、人口が70億人に達したのだと言う。
 今では息子を含めさらに二億人ほど増えているらしい。それでも自分は、これからまだまだ子孫は増やすつもりでいる。
 そして子供達にもまた、いつか家族を持ち子供を育てる喜びを知ってほしい。だから自分も何の解決策も示せる人間ではないのだけど、それでも問題が何なのか、そこから目をそらす事は一番避けないといけない間違いなのだと思っている。