ニュアンスことば
この歌が心に染みる時期でございます。
夏が過ぎ 風あざみ
だれの憧れにさまよう
青空に残された 私の心は夏もよう
夢が覚め 夜の中 長い冬が
窓を閉じて 呼びかけたままで
夢はつまり 想い出の後先(アトサキ)
夏祭り 宵かがり 胸の高鳴りに合わせて
八月は 夢花火 私の心は夏もよう
Um Um Um Um Um----m---
目が覚めて 夢のあと 長い影が
夜に伸びて 星屑の空へ
夢はつまり 想い出の後先
夏が過ぎ風あざみ だれの憧れにさまよう
八月は 夢花火 私の心は夏もよう
Um Um Um-- Um----m-----
このあいだ車でラジオを聴いていてこの「風あざみ」「宵かがり」と言う言葉は井上陽水の造語なのだと聞いてドキッとした。
言われてみるとその言葉、改めて思えば歌詞の意味も説明できない。だけど何の違和感も無く受け入れさせていた井上陽水のセンスが恐ろしい。
そもそも音楽と言うのは何故だか何となく心地よい響きとリズムと展開の組み合わせ。歌詞も意味よりも言葉の響きやイメージの方が重要な訳だ。
自分は言葉を発する時、中身、内容を忠実に相手に伝える事を強く思ってしまうけど、こう云うイメージ言葉も上手く使いこなせれば広がりを持って言葉を受け止めて貰えるのかも知れない。
自分も含め人って結構言葉の響きしか聞いていない事多いし、響きしか求めない人も居るからなぁ。