Atomic energy
去年の暮れだったと思うのだけど、お客さんで建築士なのだと言う人をご案内した。
「ちょっと特殊な方の仕事なんですよ。原子力発電所の設計をやってます。」
中越沖地震で柏崎刈羽原発の事故があり、それまでの想定以上の地震が発生したという事で全国的に原発の耐震構造を見直す事になって今大変なんです、とかそんな話をしていた。
そして今回の事故を機に色んな記事をネットで見ていると「想定以上」の事が起きて想定基準を見直すのはもはや原発の歴史なのが見えてくる。
今回の地震が本当に「千年に一度」の物であっても 今後千年起きないと言う訳ではない。
想定以上・想定外の事は起きる物なんだと言う事を これからも人は忘れたくなれば忘れてしまうんだろうか?
第三の火・原子力。かつては希望のエネルギーだった。
「未来の乗り物」電気自動車はちらほら見る様になった。けれども、その電気は「コンセント」から来ている訳ではない。
2003年4月生まれの鉄腕アトムもその名のとおり原子力で動く。
手塚治虫が著書でたしかこんな事を書いていた。
「今の子供達に想像する未来を聞くと、「人類が滅亡する」とか希望の無い事を言う子が多い。もっと夢を持って欲しい。」
アポロ計画はでたらめだったのでは?なんて話題があった。スペースシャトル計画はもうじき終焉を迎える。
あの頃描かれた夢の未来達が また夢へと戻ってゆく。
今 自分達は子供の世代にどんな夢を描いて見せる事が出来るのだろうか?
まずは、自分なりに夢を見よう。