三瓶小豆原埋没林

 石見銀山を後にして 向ったのは三瓶山。
 そこらの温泉に入り飯を食って車中泊の場所探し。
 それがナカナカ見つからず。完全に雪国の景色の中彷徨い走って結局翌日の目的地三瓶小豆原埋没林の駐車場にて夜を明かす。
 翌朝最初にやって来た掃除のおばちゃん。優しくしてくれてありがとう。

 おばちゃんが来て暫くして 男性の職員の方々も到着。
 朝から待ってるなんて熱心な!と思われたのか特別に館内を案内して回ってくださいました。

 館内に入るとまず思わず「わぁ!」声が出てしまう。
 4000年前の三瓶山の噴火が 丁度運良く直撃せず、しかし巧い事この太古の森を噴出物が埋めてしまい、さらに丁度運良く地下水脈に没したお陰で今まで残り、そしてたまたま運良くその存在が知識人によって認知され、また更にその頃好景気であってくれたが故にこうやって素晴らしい展示施設として目にすることができる。

 これはもう、ものすごい奇跡の産物なのです。
 そして展示方法が{悪く言えば無防備と言える程}、可能な限りその存在、保存状況の良さを感じてもらおうと ホント手に触れられる位置で展示してくれているのも感動モノ。太古の森が実感できる。
 この森を見ると改めて屋久島にある森の価値を感じる。
 そんな森ではなく一本の木にばかり注目が行っているのは 勿体無い様でしかしラッキーなような。

 別棟↑コチラは切り出されて近くの博物館「サヒメル」に持ってかれてます。

 ↑浅くしか噴出物と地下水脈に埋もれなかったものはこんな風に残っとります。
 ここを勧めてくれた↓この人にお土産として切り出された「縄文杉」の欠片を購入。

 4000年前の木片だと言うのにまだほんのり香るのです。
 保護指定を受けて以降は出土した木の切り出しは出来なくなっているので今販売している分が無くなればもう手に入りません。


 皆様 三瓶小豆原埋没林。オススメです。是非行ってらっさい。
 
 
 二駆でも流石スタッドレス。なんて言いながら

 近くの博物館「島根県立三瓶自然館サヒメル」へ移動。埋没林と併せて行くと入館料値引きになります。
 ここの最大の目玉は

 絶滅してしまったニホンアシカの残された唯一の成獣剥製「リャンコ大王」でしょうか?
 他にも展示物が豊富で全部見てると結構疲れます。

 ただ少し好かなかったのは自然保護を訴える展示。
 20年近く前に作られた展示物だろうから仕方が無いけど、単に「自然破壊を食い止めなくては」「自然を大切に」と感情的に訴えるだけの物。
 これを見ると去年行った滋賀県琵琶湖博物館は良かった。

 一歩先を行ってたなぁ。
 

 で、次に目指すは出雲大社

 しめ縄がでかい!

 さざれ石!

 本殿!・・はなんか工場っぽくなってました。
 神様、本殿改修のために私、人生最大の賽銭額、千円も出しました。
 あとあと、たのんまっせ。


 この後、博物館疲れした嫁を引きずり宝物殿も見学するが、また話好きな学芸員?さんが出現。相当色々な解説を受ける。{展示物の量は知れてます。}
 最近、出雲大社では この本殿改修に際して古代出雲大社の遺構が見つかり、かつては大柱を三本組み↓

にして使用したこんな↓

巨大建造物がここにあった事が分かった!のがホットな話題の様でして。
 近所の博物館がまた気になるけれどここでもう一泊してまで見る気はしない。と進んで鳥取県琴浦町へ。
 この町はB級グルメで売出しを図っているようで、特徴的なのが食べれる店を選んで晩御飯。

 牛骨ラーメンと

 あごカツカレー。カツがあごのすり身でできてるだけでなくカレーにもあごだしが入っている様。
 どちらもボチボチ旨い。
 とりあえず「何か特徴的な食べ物」があると言うだけでそれは観光地としての面白みになる。
 屋久島も地域ぐるみでもっと何かできたら素敵なのになぁ なんて考えるワケです。