5.10 キャニオニア2

 先日の沢登りで試してみました。キャニオニア2。
 新品の靴を立て続けにおろすとはなんかリッチ。一湊川と言えばゴロゴロ花崗岩と言うイメージなのでこれがあうだろう、と履いて行ってみたのだが・・・


 結果は・・残念ながら期待ハズレ。

 と、言うのも滑る滑る。
 以前イグザムガイドを小揚子川で使った時{ファイブ・テン イグザムガイド - ざるの洗い方}の吸い付くようなグリップ感を感じることが出来たのはたったの一度だけ。
 あそこのように水流や日光で磨かれ真っ白になった岩には有効なのだろうが・・・北向きで鬱葱と木の生い茂る下、コケの緑と藻類の赤に着色された石の上では普通の登山靴と大して変わらない。
 そしてどれぐらい滑るのかも予想がつかないので一歩一歩に気を使い、疲れる。


 しかし登山道ではこっちが快適だろうと思いきや、林道の下り坂 靴の中で足がわずかに前にズレ、靴内部の形状として足先がすこし外反母趾のような角度に尖っているのでその形に足が押されて不快であった。
 靴紐で締めるタイプであれば、足の甲をしっかりフィットするよう締めてあげればこれが防げると思うのだが、この二本ベルトタイプはどうも気に食わない。
 緩いからと 一つきつくすると締まり過ぎてしまう。


 まぁ一つ良かったのはクラックに足をねじ込むとけっこう効いてくれた事。
 踵の周りにイグザムガイドと同じく{ただのデザイン?}ウレタンのようなクッションがついていて これがハマると逆に外せなくて困りそうなほど引っかかる。


 まぁ今回は沢と靴の相性が悪かった。
 正当な評価をするためにはまた他の、相性良さそうな沢で試してみたい。
 が、自分にとっての沢靴決定版!にはまずならなそうだ。
 期待しすぎたか・・・