ネパール新婚旅行記録 7日目
この日はタトパニからガーサという村を目指します。
タトパニで隣の部屋になったインド人が言うには、そこから先は未舗装の車道を歩くだけで退屈な上砂埃も酷い登りらしいので ずっと先の集落までバスで行き、途中の風景がその気にさせたら歩いて下ってこよう、と。
あ、その案悪くないなぁ。そろそろ疲れの見えてきた嫁に聞いてみると さほどノッて来ない。
宿を歩き出し、集落の外れのバスステーションを通り過ぎる時 北行きのバスはあったが、人数が揃うまで出発しないバスに誰も乗っていなかったのでそのまま通り過ぎて出発。
そろそろ雨季と言う事もあって曇り空。山の景色が見えないのは残念だけど、路面が湿っているので砂埃が立たないのは在り難い。
昼飯食って 大きな滝の前を通過すると
何だと??世界で一番深い渓谷??こんな所にこんな小さな看板で?
うっさん臭いが見とかにゃなるめぇ。
・・・・・まぁ・・すごいけど・・世界一では無さそう。
行程中、目を合わせた犬がちょくちょくついて来ます。と言うか先を歩くから道案内と言うべきか。
「よし。お前をあんこと名付けよう。」
ナワバリのはずれまで来たらいなくなり、次の村でまた似たような犬が付いてくる。
写真の子はあんこ2世。
二世君は先に歩いて立ち止まり、こっちにお尻を突き出して「掻いて!」
トレッキングポールで掻いてやるとその先っぽに見る見る毛玉が出来上がります。
丁度ここらには これはこれでブランド牛になりそうな牛たち。
「警察24時」で見る末端価格がこの国のGDP位になりそうな量の草が生えています。
ミツバチの巣箱。
丸太をくりぬいたタイプが元々のスタイルなのか、よく民家の軒下に吊り下げてあります。
ヘナヘナになってガーサの集落到着。チェックポストに行き、宿を探すもホットシャワーがあると言うのが見つからず集落を抜けてしまう。
結局離れた上村でホットシャワーがあると言った宿が結局湯は出ず、諦めてそこに泊まる事にした。
商魂逞しいイメージの宿だったが、料理は美味しかった。
疲れた自分達へのご褒美にチキンカレーと
アップルパイ。
この北部にりんごの名産地があるのでこの後もアップルパイに期待していたのだが、りんごのシーズンではなく 結局食べられたのは此処だけ。乾燥りんごだった様だが旨く作られていた。
この日歩いている時 対岸に水力発電用の貧相なパイプが山肌に見えたが、電気はしょっちゅう途切れた。
部屋にコンセントがあったので カメラのバッテリーを充電していると 充電器がバチッと音をたて、同時に停電が始まった。
電気が復旧してみても充電が再開しない。どうやら壊れてしまったようだった。
折角持って来た一眼レフだが 換えのバッテリーを持ってきておけばと悔やまれた。
翌日からは暫く嫁のコンデジ頼りになる。