がらくた

 何の価値も無いものだけど、なんだか捨てられずにいたもの。
 そろそろ捨てなきゃいけないので写真でも撮ってみた。


 上のはキセルの先っぽ。
 拾ったのは縄文杉コースで ガイド達が「エメラルドグリーン{エメグリ}」とか「バスクリン」とかと呼んでる川沿い。
 相当昔の事だろうに、まさにそこで誰かがおいしそうにタバコをくゆらせた姿が見えるように思えた。
 それは樵であったのか。何にせよ川の美しさはその頃から変わらずあり、きっと至福のひと時だったろう。

 今でこそタバコは悪の様な扱いになってきてはいるが あれも立派な文化だ。世に失われて行ってしまうとしたら残念に思える。
 煙草を「吸う」のではなく「喫む」と呼んでいた時代はもっとおおらかな空気があったのだろうか。
 


 下の古銭はうちの庭を耕していて出てきた物。山の祠から持って来たりは絶対しません。
 ここらへんは屋久島でも一番最初に住所がついたなんて話を聞いていたが、その歴史を目にした様だった。